環境への取り組み
当社の環境方針
- 石原ケミカル株式会社は、自己開発・商品開発・市場開発の『三つの開発』を経営理念とし、金属表面処理剤及び機器等、電子材料、自動車用化学製品等、工業薬品のメーカーおよび商社として製品の供給・サービスの提供に努めてまいりますとともに「地球環境の保全」を図った企業活動を行います。
- 事業活動が環境に与える影響を低減する仕事の仕組みを構築し、環境の保全と汚染の予防に取り組み、環境型社会の実現を推進します。
- 環境に配慮した製品の提供に努めます。
- 廃棄物の削減と再資源化に取り組みます。
- 省エネルギー、省資源に取り組みます。
- 環境保全に関連する法規制、条例、その他の要求事項を遵守することはもとより、必要に応じ自主基準を設け遵守し、もって企業の関連する社会的責任を遂行いたします。
- 環境目的・目標を設定し、運用し、環境保全活動を定期的に見直し、継続的な改善に努めます。
- この方針を文書化し、全従業員に周知徹底するとともに、社外の申し出に対し、広く公開いたします。
2013年6月26日 改訂
石原ケミカル株式会社 代表取締役社長
酒井 保幸

当社の環境対応
自己、商品、市場の「三つの開発」が経営理念。界面科学の技術を中核に、4つの事業をバランスよく展開し景気に左右されない全天候型経営を実践。近年は電子関連分野の成長が目覚ましく、国内70%のシェアを誇る携帯電話・パソコンなどに使用されるはんだめっき液の鉛フリー化への転換が急激に進み、電子部品メーカーの新規顧客獲得が図られている。こうした環境に配慮した製品の提供は、ISO14001の環境方針の柱となっている。
日本経済新聞(2004年8月23日朝刊) 「企業経営と環境 我が社の環境対応」より
環境対応商品の開発、製造及び販売
- 鉛フリーめっき液を開発し、市場導入しています。
(欧州のRoHS指令(欧州での有害物質使用制限指令で、一部を除く電気・電子機器製品への鉛等の有害物質の使用禁止措置)が2006年7月に発効され、環境対応の鉛フリーめっき液への転換が国内・海外市場とも進行した経緯がありました。当社はそれに先駆けて鉛フリーめっき液を開発し、市場投入しました。) - 環境対応床洗浄剤を開発し、市場導入しています。
- 環境に優しい商材(ごみ処理、臭気対策、産廃処理、土壌処理等)を発掘し、市場導入しています。
地球温暖化防止への取り組み
地球温暖化防止につなげるため、電力使用量及び最大需要電力の削減に取り組んでいます。
各事業所の導入システム
- 本社
- デマンド制御装置、エコアイス
- 東京支店
- デマンド監視装置
- 滋賀工場
- デマンド監視装置
- 神戸工場
- 太陽光パネル
その他、LED蛍光灯・LED電球への切り替えや、部分消灯の徹底等により、電力使用量削減に向けて全社員一丸となって取り組んでいます。
水資源保全
当社の生産・物流拠点である滋賀工場は、JR近江今津駅から国道303号線を西に6キロ、恵まれた自然環境の中に位置しています。国際品質規格ISO9001および国際環境規格ISO14001を認証取得しており、自然環境、地域社会との共生を最優先にしています。
世界の市場に眼を向け、環境に配慮した高品質製品の安全で効率的な生産・物流活動を追及しています。



工場排水は、排水処理施設を経て南側の一級河川石田川に放流し、琵琶湖に流入しています。この石田川は、夏には天然遡上の鮎が見られるほど水質が良く、一般的な法規制である「水質汚濁防止法」のほか、「滋賀県公害防止条例」等の対象となります。こうしたことから、環境保全設備の充実、保全活動に力を入れており、徹底した社内管理体制を確立し、法令等の遵守に努めています。
排水フローチャート

排水装置



化学物質管理
化学物質の管理として、労働者に危険又は健康障害を生じる恐れのある化学物質の危険性又は有害性等の調査を実施し、その結果に基づいて労働者の危険又は健康障害を防止するため必要な措置を適切かつ有効に実施しています。危険性又は有害性等の調査としてリスクアセスメントの実施、さらにその結果に基づく措置に取り組んでいます。
また、社員教育としてSDSを用いて物質の危険有害性および最適な保護具および換気装置の使用、災害発生時の対応方法等を実施しています。
廃棄物減容化
生産から出た廃液を減圧蒸留乾燥機を使用し蒸留させ、廃棄物の減容化を実施し廃棄物を10分の1に削減しています。

外部評価
2017年8月 神戸市環境奨励賞受賞 神戸市
受賞理由:環境に配慮した「鉛フリーめっき」等の製品提供や、事業活動が環境に与える影響を低減する仕組みの構築、汚染予防の取り組みのほか、自社の電力使用量についても積極的に削減するなど、環境保全に多大な貢献をしている。